「日本一モグラ駅の宿」11月オープン 駅舎内はカフェ 無人駅に「新たな価値」
駅舎の外にサウナまで!
「日本一のモグラ駅」として知られる上越線の土合駅(群馬県みなかみ町)が、「宿」になります。
JR東日本高崎支社とJR東日本スタートアップ、ヴィレッジインクは2020年10月23日(金)、土合駅を活用した無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」を11月14日(土)にグランドオープンすると発表しました。
群馬県最北部の山中にある土合駅は、クルマでも行きづらい(新潟県側から道がつながっていない)うえ、ホームがトンネル内にあり、地上の改札からホームまで長い階段を10分かけて降りるという構造です。そうした環境にある駅内外を活用し、宿泊施設や飲食施設、野外サウナ施設を展開します。
駅の外に建てられたテントの客室では、「電車を眺めながらの宿泊」という非日常感を体験することができるといいます。また、かつて実際に利用されていた駅務室を改装した駅舎内喫茶「mogura」も併設。地下ホームで貯蔵・熟成したクラフトビールなどを提供するといいます。
部屋数は4室(1室あたり定員2名)ですが、順次増設予定とのこと。宿泊料金は1泊2食付き(ドリンク含む)で税別2万5000円です。
「DOAI VILLAGE」は2020年2月から3月にかけ、実証実験の位置づけで期間限定オープンしており、好評だったといいます。これにより、無人駅の活用に高いニーズがあることを確認できたそうです。
JR東日本スタートアップとヴィレッジインク「DOAI VILLAGE」について、旅行者や登山者だけでなく、地域交流が盛んになる場を生み出し、「無人駅の新たな価値を提供する」としています。また、無人駅などの遊休資産を活用した新たなツーリズム開発とワークスタイルの創出に向けたサービスを生み出していくといいます。
【了】
続きますように
「電車を眺めながらの宿泊」って言っても、一日に何本来るんだよ。駅は高崎支社の管内だけど、来るのは新潟支社の運用列車じゃなあ。
まずは都心方面からのアクセスが不便なんで、水上行きの定期新特急を復活させてくれ。