銀座駅に57面のデジタルサイネージ登場 「銀」の花火が彩る画面の広告放映料は?

大規模リニューアルした東京メトロの銀座駅に、計57面のデジタルサイネージが登場しました。場所は日比谷線コンコースです。近く広告画面となるこのサイネージで、「銀座の銀華火」と称する花火が舞い上がっていました。

日比谷線側のコンコース ワークスペースがあり自然と人が集まる

 東京の銀座で打ち上げ花火を見られる場所がある――東京メトロ銀座駅(東京都中央区)の日比谷線コンコースに、計57面ものデジタルサイネージがお目見えしました。画面には、打ち上げ花火が銀座四丁目交差点の上空で大きく開く様子が映し出されています。現実ではあり得ないだろうこの光景が、地下にいながら見られます。

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「銀座の銀華火」を上映する銀座駅の「銀座ノーブルビジョン」(2020年11月9日、大藤碩哉撮影)。

 この花火の映像のタイトルは「銀座の銀華火」です。映し出される花火は銀色に輝いています。銀座の街をイメージしており、映像も全編にわたり銀色が印象的に使われています。10月の大規模リニューアル後、東京メトロのグループ会社で広告を扱うメトロアドエージェンシーが銀座駅構内でこの「銀座の銀華火」を展開しています。

 デジタルサイネージのそばには電源コンセントの付いたワークスペースが設けられていることもあり、「銀座の花火前で」と、ここを集合場所にする人も見受けられました。

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「銀座の銀華火」を上映する銀座駅のデジタルサイネージ(2020年11月9日、大藤碩哉撮影)。

 銀座駅は3路線が乗り入れており、2019年度の乗降人員は1日平均で25万7000人を超えています。メトロアドエージェンシーは、「銀座を訪れる人に楽しんでいただき、街の発展の一助となれば」としています。

 デジタルサイネージの57面のうち2面は4K対応の縦1.3m、横4.8mの大画面「銀座ノーブルビジョン」で、残りの55面は70インチと55インチの「Metro Concourse Vision」です。ちなみに放映7日間の広告掲載料は「銀座ノーブルビジョン」が250万円、「Metro Concourse Vision」が400万円で、広告ジャックの場合は合計650万円になります。どちらも税別です。なおこれらのデジタルサイネージのほか、壁に掲出する広告媒体も計30面あります。

【了】

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