東京の地下鉄駅出入口にある路線マーク 実は「改札が近い路線順」に並んでいた
駅によっては多くの路線が集まる東京の地下鉄。そうした駅では出入口も多く、迷うこともあるでしょう。しかし出入口をよく見ると、ある「法則」が存在。それをチェックすれば、より便利に駅を使えるかもしれません。
駅出入口にある路線表示に注目
ひとつの駅に、複数路線が集まっていることも多い東京の地下鉄。駅の出入口も多く存在し、迷うこともあるでしょう。5路線が集まる大手町駅は、40以上の出入口があります。
ですが駅出入口をよく見ると、そこからどの路線が近いのか、分かる方法があります。
駅出入口に掲示された、その駅を通る路線のマークと名前。東京メトロによると、基本的にその出入口から近い路線(改札口が近い路線)ほど左側に表示しているとのこと。
写真の大手町駅C12出入口の場合、左側から千代田線、三田線、東西線、半蔵門線、丸ノ内線と並んでいるとおり、改札口もその順に近くなっています。
ただこの表記順について正確にいうと、東京メトロは同社が発足した2004(平成16)年以降、原則として「左側から当該出入口に近い東京メトロ線の改札口のある路線、次に他社線」の表記順にしているそうですが、それ以前に設置されたものなど、このルールに当てはまらないものもあるようです。
また、その出入口からの距離が同等の場合は、開業時期が古い路線を左側にしているといいます。
改札口やホームが地下にあり、地上からは位置関係が把握しづらい地下鉄。このことを知っていると、より便利に使えるかもしれません。
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Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
本当にそうなのか銀座駅で検証したところ、順番が違っていたとの記事がありました。たまたまなのか改札口の位置が変わったのに直してないケースがあるのか。