新宿駅の「アルプス化粧室」って何? わざわざ名前の付いたトイレの謎
JR新宿駅の構内にある「アルプス化粧室」の看板が掲げられたトイレ。名前が付いているトイレは珍しいですが、そこには新宿駅の持つ思い出が込められていました。
トイレの名称を大々的に表示しているワケ
JR新宿駅の中央改札付近に、「アルプス化粧室」と書かれた看板のあるトイレがあります。「お手洗い」といった看板があるだけなのが一般的ですが、駅のトイレに固有の名前が冠されアピールされるのは珍しいでしょう。
JR東日本東京支社に確認したところ、このような「名前付き」看板を設置した経緯については、はっきりとはわからないとの回答でした。トイレ自体も、特に案内すべき設備ががあるわけではなく、普通のトイレとのことです。
一方で、「アルプス化粧室」という名称は、かつて付近にあった「アルプス広場」のに因んで命名されたようです。アルプス広場は、2020年7月に供用開始した東西自由通路の工事にともない消滅。待ち合わせスポットとして多くの人々に利用された広場は、トイレの名前にその記憶をとどめているのです。
その「アルプス広場」という名前は、かつて中央線を走っていた急行「アルプス」に因んでいます。この列車は1952(昭和26)年に、新宿~松本間を結ぶ準急として運行開始。全盛期は1日に11往復運転され、1986(昭和60)年に廃止されるまで、信州行きの優等列車の代表として走り続けました。現在その座は、特急「あずさ」に継承されています。
【了】
>全盛期は1日に3往復運転され
あら、昭和45年頃もっとたくさん10往復くらい走っていませんでしたか?
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
毎回思うのですが、メモ書きや走り書きのような、短文記事ならいりません。アルプス広場が、なぜそのような名前になったかくらいは、せめて書いてください。
アルプス廃止は、2004年平成14年です。
昼間のアルプスは、1985年昭和60年廃止ですが
夜行が残っていました。