事故や火災で大規模修理中のロシア空母「クズネツォフ」 2022年に海上復帰する予定
ロシア海軍は唯一の空母を復帰させるスケジュールを決めたようです。
ロシアの国営通信社であるイタルタス通信は2020年12月4日(金)、さまざまな事故により大規模修理中のロシア海軍空母「アドミラルクズネツォフ」に関して、2022年に試験航海を実施する予定だと報じました。
「アドミラルクズネツォフ」は、1985年(昭和60)12月5日に進水、1990(平成2)年12月25日に就役したロシア海軍唯一の現役空母で、大型のスホーイSu-33艦上戦闘機を約15機運用可能な能力を有しています。
同艦は2018年9月に近代化改修を行うために、母港のムルマンスクにおいて浮きドックに入渠。作業中に起きた停電による大型クレーン2基の落下や、翌2019年12月の船内発電機区画での火災による大幅な損傷により、その去就が注目を集めていました。
イタルタス通信によると、国営造船会社からの情報として、2021年夏にクズネツォフは修理を修了させ、そののち海上試験を行う予定とのことです。
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