凄いぞ米海兵隊の新攻撃ヘリAH-1Z「ヴァイパー」ほぼ新造でも「AH-1Wの改修です」ナゼ?

アメリカ海兵隊の最新攻撃ヘリコプターAH-1Z「ヴァイパー」。同機は今から半世紀以上前に初飛行した世界初の量産型攻撃ヘリコプターAH-1Gが原型といわれるものの、その9割以上が新規開発です。なのに、なぜ新たな型式を付与しないのでしょう。

AH-1WとZ 比べてわかった相違点

 少ない部品点数などから軽くなったことで、AH-1ZはAH-1Wよりも機動性が上がっているほか、さらに4枚ローターやトランスミッションなどの改良により、AH-1Wと比較してエンジンの性能を活かせるようになったため、胴体の側面に付いているスタブウイングと呼ばれる武装搭載用の小翼を大型化しており、兵装搭載能力も向上しています。これによりAGM-114「ヘルファイア」ミサイルの搭載数が8本から16本に増えています。

 ほかにも、機体最後部にある小さな回転翼、いわゆるテールローターの取り付け位置を正面からみて左から右に変更しています。

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2012年5月、ヨルダンのAH-1F(左手前)とともに飛ぶアメリカ海兵隊のAH-1W(右奥)。前者は基本的に陸上自衛隊が使用するAH-1S「コブラ」と同じ機体(画像:アメリカ海兵隊)。

 エンジンの更新、回転翼の構造一新、スタブウイングなど機体形状の変更まで行っているからこそ前述したように95%も新造なのですが、それならばあえてAH-1シリーズと謳わず、新型機として型式も新たに付与すればよさそうです。

 なぜ新規開発とせず、「AH-1WからAH-1Zへ改修」と謳ったのでしょう。アメリカ会計検査院の報告書によると、議会もAH-1Wの能力不足は認識していたようです。にもかかわらず、改修としたのには、次のような理由が考えられます。

【写真】AH-1Z「ヴァイパー」4枚ローターも折り畳めばコンパクト

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コメント

1件のコメント

  1. よくある大人の事情というヤツですね。

    古くはF-86D、現在のF-18E/Fなんかもそうですし、

    畑違いの鉄道車輌ですが、国鉄EF64 1000番台も労組対策でEF64の改良型だお!!としたように、

    枚挙にいとまがありません。

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