エスカレーター 遅い?速い?実際どれくらいか 「速度が速くなってます」どれほど?

遅いほうは? 歩くスピードと比べるとどうか

 では遅い設定はどうでしょうか。

 日本エレベーター協会によると、スーパーマーケットなど高齢者などがよく利用するような場所では、分速20m(1.2km/h)前後のものが見られるといいます。歩くスピードと比較すれば3分の1以下です。ただ、基準はメーカーによりまちまちのようです。

 たとえば三菱電機は、分速15m(0.9km/h)を「超低速」、分速20m(1.2km/h)を「低速」、分速30m(3km/h)を「標準」としています。JR西日本のグループ会社が展開している駅舎用エスカレーターの場合は、分速10m(0.6km/h)を「低速」、分速20mを「中速」、分速30mを「高速」としています。

 なお、日本エレベーター協会によると、多くのエスカレーターの速度は一定で、これを変えるには改修する必要があるといいます。現在は速度をスイッチで切り替えられる商品もあるものの、実際には、一定の速度で運用されるケースが多いそうです。

【了】

【写真】川崎が誇るギネス認定「世界一短いエスカレーター」

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