「和服でCAが接客」実は昔JALがやっていた! 独自すぎるがゆえの超ユニークなウラ話

航空会社のCA、スチュワーデスの制服は国内ではスーツスタイルのものが一般的です。ただ、かつてJALでは和服でサービスを提供していたことも。実に日本らしい和服でのサービスには、独自ゆえの裏話があったといいます。

和服CA サービス終了はいつ?

 その後、国際線の主力機は、レシプロ機のDC-7C型機から、ジェットエンジン搭載のDC-8型機、より大型の「クラシック・ジャンボ」ことボーイング747型機……と変遷をたどります。使用機材が進化しても和服を着ての機内サービスは継続されたようで、記録では1990(平成2)年まで実施されていた模様です。なお時を同じくして、国際線向けの新型機として「ハイテク・ジャンボ」ことボーイング747-400が導入されており、もしかすると和服でのサービスの廃止は、これに関連するものだったのかもしれません。

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JALのボーイング747-400型機(画像:JAL)。

 ちなみに、和服による機内サービスは、私(種山雅夫、元航空科学博物館展示部長 学芸員)も以前はJALの専売特許かと思っていましたが、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズが日本線を開設し、日本人スチュワーデスを乗務させた頃に、実施したことがあるそうです。

 最近、空港において地方の特色を活かしたイベントなどを行う際、スタッフが和服を着用し、ゲートでお迎えしたり、機内における記念品サービスを実施したりすることがあります。しかし、CAが機内で和服を着用した状態で各種サービスをする姿は、めったに見ることはできません。

 現代においても、和を感じるサービスとしての需要はありそうですし、男性乗務員の紋付袴も見てみたいと思うのですが、本来CAは保安要員という役割で、乗務中の作業量も多いため、実現は難しいといえそうです。

【了】

【ある意味夢のコラボ】「ジャンボ」の機内と和服スチュワーデス

Writer:

成田空港隣の航空科学博物館元学芸員。日本初の「航空関係専門学芸員」として同館の開設準備を主導したほか、「アンリ・ファルマン複葉機」の制作も参加。同館の設立財団理事長が開講した日本大学 航空宇宙工学科卒で、航空ジャーナリスト協会の在籍歴もある。

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コメント

1件のコメント

  1. よく、JALが(飛行機マニア向け)イベントを開くとき、

    歴代の制服のファッションショー的な企画があるけど、

    当時の着物もあるといいなぁ(出ないってことは現存していないのだろうか)。

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