「和服でCAが接客」実は昔JALがやっていた! 独自すぎるがゆえの超ユニークなウラ話

ユニークすぎる和服サービス 裏では色々苦労も

 ちなみに、スチュワーデスとして乗務するには、訓練をクリアすることが必須ですが、その項目のひとつに和服への着替えも含まれていたとも。着替えは15分というタイムリミットもあったほか、和服を着ての救難訓練も実施されたそうです。

 このあたりの経緯は、1970(昭和45)年にTBS系列で放映されたTVドラマ「アテンション・プリーズ」でも取りあげられていました。ちなみにこのドラマ、2006(平成18)年にはリメイク版が放映されたものの、新しい方では和服に関するエピソードは盛り込まれることはありませんでした。

 和服は通常ワンピーススタイルだったものの、途中から着替えやすいようにツーピースとなったほか、着用に手間のかかる帯も容易に着けられるものにアレンジされたそうです。また着物は、制服と同様に支給品だったようですが、重くかさばったため、機内や空港での持ち運びは非常にハードなものだったといいます。そのため、和服の運搬には新米スチュワード(スチュワーデスの男性版)がサポートしたとも伝えられています。

 このように、スチュワーデスにとっては苦労のタネだったものの、和服はJAL国際線のひとつのウリとなりました。

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コメント

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1件のコメント

  1. よく、JALが(飛行機マニア向け)イベントを開くとき、
    歴代の制服のファッションショー的な企画があるけど、
    当時の着物もあるといいなぁ(出ないってことは現存していないのだろうか)。