大雪で車両立ち往生なぜ起こる? 1台で数千台に影響 原因車は「強制排除」も

道路側も対策強化 「強制排除」可能に

 頻発する雪道での立ち往生への対策は、ここ数年で強化されてきました。2014(平成26)年からは、「立ち往生車両の強制排除」が可能になっています。これは、災害対策基本法に基づく区間指定が行われた場合に、道路管理者が重機などを用いて車両を移動させることができるというものです。

 国土交通省によると、立ち往生車両が除雪車両の障害となり、除雪が滞るうちに、さらに別の場所で立ち往生が発生する悪循環に陥るケースがあるといいます。2014(平成26)年2月に関東甲信地方を襲った豪雪で、車両の立ち往生が多発したことを受けて、同年11月には災害対策基本法も改正されました。

 また、2018年から全国の指定区間において導入された、冬タイヤのみではNGという意味の「チェーン規制」も、その目的は車両立ち往生の防止にあります。指定区間は、特に大型車の立ち往生が頻発している峠道などが中心です。

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立ち往生車両で除雪に支障が出て、さらに雪が積もる悪循環が起こるという(画像:国土交通省)。

 除雪を担う道路管理者も、近年は除雪のための「予防的通行止め」を行うようになっています。これは、雪が本格的に積もってから通行止めをして除雪作業を開始するのではなく、早めに通行を止めて集中的に除雪を行い、立ち往生の発生を未然に防ぎ、早期の通行再開につなげるというものです

 この手法は雪の少ない首都高でも行れることがあります。首都高においても冬期は路面へ凍結防止剤を散布し、極力、通行止めをしないようにするものの、それでは追いつかないような大雪が見込まれる際に、予防的な通行止めを行うのだそうです。

 高速道路に限らず、雪国の道路除雪は作業員の高齢化や、なり手不足、熟練を要するその技術の継承などに課題を抱えています。法令の面から除雪をサポートする体制がつくられてきましたが、雪道を正しく恐れる、あるいは自重するといったドライバーの心構えも求められます。

【了】

※誤字を修正しました(1月9日19時00分)。

【画像】全国「チェーン必須のチェーン規制」指定区間 画像でチェック

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コメント

6件のコメント

  1. 2020年1月8日ではない。2021年でないかい?

    • ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。

  2. 関越道立ち往生は99%NEXCO東日本の人災だから‼️
    実際現場で立ち往生していた側が言ってるんだから間違いない 怒

  3. R48鍋越橋の画像に福島県いわき市とありますが、正しくは仙台市青葉区作並です。
    国土交通省東北地方整備局 仙台河川国道事務所 国道48号鍋越橋ライブカメラ
    http://www2.thr.mlit.go.jp/sendai/html/DR-74129.html

  4. 大通りは「俺スタッドレスだから平気~」と余裕で走ってたのに目的地近くの路地に入ろうとした途端に立ち往生した事が有る。
    (そもそも進んだとしてもバンパー壊れてたと思う、雪にウエス蒔いてどうにか脱出した。)

    まともなスタッドレスだからどんな雪でも大丈夫とは限らない、自分は経験無い物のチェーンを履いていても滑る時は滑るらしい。

    ノーマルタイヤは圧倒的に雪に弱いが、立ち往生しているからノーマルタイヤと考えるのは早計。

  5. 豪雪予報が出ているにも関わらず、高速道路での停滞は危機管理の怠慢にすぎない。道路管理者と運転手に責任がある。そのたびに税金を使っての救出は無駄遣いであり、運輸会社の運転管理者や道路管理者に罰則が科せたるべきである。甘えの構造が国中に蔓延している。