コロナは車内販売も奪ってしまうのか? どうなる列車の車内販売 つきまとう終了の懸念
今回も再開されるのか? 以前と同じではない状況
しかしその後、コロナ禍は長期化し、鉄道会社の現状は大きく変わってしまいました。
列車の車内販売は、駅売店の充実などを背景にコロナ禍以前から縮小傾向で、JR東日本では弁当や軽食、デザート、お土産、雑貨類の取り扱いを2019年に中止。また2021年3月13日(土)のダイヤ改正にともない、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の一部列車で、車内販売が終了する予定です。
また小田急の特急「ロマンスカー」における車内販売も、2021年3月12日(金)で終了します(新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2021年1月8日から中止中)。
JR北海道は2019年2月いっぱいで車内販売を終了する際、コンビニやペットボトルなどの普及で車内販売の利用が年々減少傾向であること、事業として赤字を解消できないこと、人材確保が困難であることを挙げました。
コロナ禍が長期化し今後も見通せず、大きな打撃を受けている鉄道会社が、そうした車内販売について去年と同じ判断をするとは限らない、このままなくなるのかも……と考えることを、「杞憂」とするのは難しいかもしれません。
コロナ禍で終電の前倒しなど全体的に収縮していくなか、課題があった車内販売がそのまま復活するのか、縮小される形でも復活するのか、それとも……。
心配する声が多いのはファンが多いことでもあるでしょうし、列車の利便性や旅の魅力を高めるものでもあるのも確かです。とはいえ、駅で買うほうが便利と思う人もいるでしょう。今後、車内販売はどうなっていくのでしょうか。
なお、東海道・山陽新幹線の車内販売は継続されています(山陽新幹線では酒類の販売なし)。
【了】
※誤字を修正しました(1月17日10時10分)。
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
(なかには始発の駅でも)停車時間が短いから、停車中に買うこともなかなか困難だし。
スーパーおおぞらで釧路から札幌に向かったとき、一応、事前には買ったけれども、日差しが強い中で冷房もあまり効かず、飲みきって困ったことがあった。
週末だけとか限定で再開してもらいたいものです(近鉄特急はそうだった)。
当面の間だから週末であろうが、平日であろうが実質永遠にしない、つまり廃止前提だから無理でしょう。
ドライヌさんのコメントで、思い出しましたが、ロマンスカー50000形に乗車中、前後の車両は、涼しく、座席を取った車両だけ暑くて、車内販売の期間限定アイスを買ったり、車内売店近く、立席のコーヒーとか飲むスペース(旧喫煙スペース付近)で、涼んていたことがありました。
よく考えたら、冷房装置修理のため検修区の方が箱根湯本で既に同乗していましたが、結局治ったのが、新宿着の15分前でした。
バスみたいに、休憩時間を作りゃ良いと思う。
鉄道はバスとは違い長距離運行に伴うルール(高速バスの場合には総所要時間が2時間を超える又は総移動距離が200kmを超える場合は、2時間毎(又は200km毎)に休憩を取り入れる事が義務付けされる)がないので、定時でかつ、早く目的地に着く事が優先で、車販は二の次だから難しいと思いますが…。しかも当面の間(=永遠に、実質廃止前提満々)だからなおさら設定されないでしょう。
了様、恵様ありがとうございます。当面の間中止と言うことは、実質永遠に中止(当面の間=実質永遠に、永久に)つまり廃止と言う事ですね。要するに列車内で飲食したければ駅のコンビニであらかじめ買っとけと言う事ですね。
お詫び:「了様」と言う表現は自分の勘違い(「了」と言う表現を、実際には文章の止め表記のところを自分は編集者の名前のサインと勘違いしていた※投稿者様からの指摘による)による誤りであり、「了様」と言う人物は実在しません。投稿者様及び乗り物ニュース関係者様に戸惑い等を及ぼした事にお詫び申し上げます。