丸っこくなったメルセデス・ベンツSクラス新型 新機軸てんこ盛り 世界の車の指標に?
ボンネットの可倒式マスコットは健在です!
ヘッドライトはプロジェクター並みの解像度
メルセデス・ベンツ日本は2021年1月28日(木)、新型Sクラスを発売するとともに、オンラインで発表会を行いました。
Sクラスはメルセデス・ベンツを代表するラグジュアリーセダン。今回は8年ぶりのフルモデルチェンジで、スタイルは以前よりも丸みを帯びました。側面は不要なラインを取り除き、フロントから窓下を通ってリアまで伸びる1本の「キャットウォークデザイン」に集約したのが、エクステリアデザインのポイントだといいます。
上野金太郎社長が「その時代の全ての技術を搭載し、世界中の自動車の指標とされてきた」と話すSクラス、その新型も、主に次のような新機軸が盛り込まれています。
・格納式ドアハンドル:普段は格納され、キーを持って近づくとドアハンドルが側面からせり出す。
・小回り性能向上:ハンドルを切ると後輪も逆方向にやや動く。これにより最小回転半径5.5mというEクラス並みの小回り性能を実現。
・130万画素ヘッドライト:プロジェクター並みの解像度(実際に映画を投影させたこともあるそう)を持ち、歩行者などを検知して照らす範囲を広げたり縮めたりできる。
・安全運転支援システムの向上:レスポンスも向上。右左折時に突然、自転車がクルマの前を横切った場合も停止して衝突回避。
・後席エアバッグ:後席の前方(前席背面)にエアバッグを世界初搭載。子どもから大人まで衝突被害を軽減する。
・フロントウィンドウに投影可能なARナビ:純正採用は世界初。運転者から見て10m前方に、矢印などのナビ情報が表示される。
・3Dコックピットディスプレイ:スピードメーターなどの一部計器類が浮き上がって見える。
このほか、エンターテイメントなども楽しめる対話型インフォテイメント・システム「MBUX」の端末は、後席の左右にも設置されています。
価格は税込で1293万円から。上野社長は新型Sクラスについて「メルセデス・ベンツが送り出す、これからの車の姿、そのもの」と話します。
【了】
ボンネットマスコット復活。ヘッドライトに解像度?今後そんなものも求められるんだ