欧州で「ボーイング737MAX」が復活! 2度の事故で運航停止 再開後初の旅客便が出発

アメリカでは相次いで再開されていますが……。

2021年1月にEASAから運航承認

 航空機追跡サイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」などがTwitterをはじめとするSNSの公式ページ上で、日本時間2021年2月17日(水)午後18時頃、「ボーイング737MAX」が運航停止からの復帰後、ヨーロッパで初めて商用旅客便の運航を始めたと投稿しました。

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TUI航空ベルギーのボーイング737MAX(画像:TUI航空ベルギー)。

 ボーイング737MAXは、2016(平成28)年に初飛行したロングセラーモデル「737」シリーズの最新タイプですが、2018年にジャカルタ、2019年にエチオピアで墜落事故が連続して発生したことから運航停止に。ボーイングはシステムなどの改修を行ったうえ、2020年11月順次停止措置が解除され、アメリカを中心に運航が徐々に再開されました。その後、ヨーロッパの航空当局(EASA)は2021年1月27日にすべてのEU加盟国に対し運航が承認され、今回の運航に至ります。

 ヨーロッパでの「737MAX復活初便」となったのは、TUI航空ベルギーのブリュッセル(ベルギー)発、マラガ(スペイン)行きTB1011便。機番「OO-MAX」が初飛行を担当しました。なお、同社によると、テスト飛行やパイロットの再教育を実施したうえ、運航を再開したとのことです。

【了】

【航路図】フライトレーダーに浮かぶ「737 MAX 8」の文字

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