イタリア空母「カブール」F-35B戦闘機の運用訓練を目的にアメリカへ

日本よりひと足先にF-35B戦闘機の運用を始めます。

ノウハウ豊富な米軍の協力を求めノーフォークへ

 イタリア海軍の空母「カブール」が2021年2月13日(土)、アメリカ東海岸バージニア州にあるノーフォーク海軍基地に到着しました。

 今回、空母「カブール」がアメリカ海軍の基地に来航したのは、新たな艦載機として導入を進めているF-35B「ライトニングII」戦闘機の運用ノウハウを習得するためです。

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アメリカ海軍のノーフォーク基地に入港するイタリア海軍の空母「カブール」(画像:イタリア海軍)。

 すでにF-35B「ライトニングII」戦闘機の運用実績が豊富なアメリカ海軍および海兵隊の協力を得る目的から今回の派米に至ったとのこと。いうなれば、アメリカの“胸を借りる”ことで、イタリア海軍は空母「カブール」でのF-35B「ライトニングII」戦闘機の作戦運用能力を早い段階で獲得しようとするものです。

 なお、空母「カブール」以外にアメリカ海軍のパタクセント・リバー航空基地などでも、F-35Bの短距離発着艦訓練や垂直離着陸訓練などを行うといい、ほかにもアメリカとイタリアの相互運用性の向上を目的に、アメリカ海軍第2艦隊の艦船や航空機との共同訓練も実施するそうです。

【了】

【写真】イタリア海軍 新旧の艦載機

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