少しオトナ向けな「航空教室」 ANAウイングスが石垣で実施 「一般的には謎」な職種も登場

新型コロナ感染拡大下、ANAグループのANAウイングスとANA沖縄空港が、石垣島の中学生に向け一般的なものとは異なるオトナ向けの「Web 航空教室」を実施。凝らされた工夫のなかには、石垣島の人ならではの理由もあったそうです。

島に残りたい人も多い「石垣島」

 ANA(全日空)グループのANAウイングス福岡支店と、ANA沖縄空港八重山事業部は2021年2月に2度、石垣島(沖縄県)の中学生を対象に「Web 航空教室」を実施しています。

 これまで石垣島では、ANAの石垣線運航便の多くを担うANAウイングスのパイロットやCA(客室乗務員)、石垣空港で働くANA沖縄空港の空港係員が、対面での航空教室を実施していましたが、今回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、Web形式をとっています。

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2021年に石垣島の中学生にむけ実施されたANAウイングスとANA沖縄空港「Web 航空教室」配信の様子(画像:ANA)。

 今回のポイントは、対象が中学生であること。広く実施されている「航空教室」はおもに小学生など、もう少し低い年齢層に向けたものであるのが一般的ですが、今回の内容はもう少し「オトナ」仕様のものです。より将来について、生徒たちにとって具体的なビジョンが立てられるようなアレンジが加えられています。

 およそ2時間の講義のなかで、パイロットやCAなどはもちろん、貨物スタッフ、そして「おそらく一般的には謎が多い職種」(ANAウイングス福岡支店 総務グループ 中島一隆さん)という総合職など、8職種のスタッフが自らの業務内容の紹介を実施。このほか、各職種を交えた「パネルディスカッション」なども実施されています。

「石垣島ということで、CAの業務説明について石垣~那覇線の説明を入れたほか、島生活に基づいた航空貨物の職業についても説明しています。また総合職についても紹介するなど、同地域に向けたアレンジも加えました」(中島一隆さん)

 なお、石垣島は、文部科学省が進めている「GIGA スクール構想」を推進。島内の生徒には1人1台ずつIT端末が配布され、高速大容量の通信ネットワークが一体的に整備されるなど、教育のIT化が進められています。参加した生徒数はのべ334人で、参加した中学生からは「ひとつの便が飛ぶのに、とても多くの人が連携していることがわかりました」といった感想が聞かれました。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 彼らが新卒のころには採用がありますかね

  2. オトナ向けと書かれてたから見に来たのにガキ向けじゃねーかガッカリだよ