鉄道のレールは何度まで耐えられる? 大雨でも大雪でもない“ド晴天”で運休相次ぐワケ

大雨や大雪だけでなく、晴天でもダイヤが乱れのワケ。

暑さでレールが伸びる!?

 連日猛暑が続く中、レールがゆがむ恐れから鉄道路線が一時運休となるニュースをしばしば耳にします。2025年7月には記録的な高温の影響で、JR北海道の特急列車や普通列車、富山市の路面電車が相次ぎ運休。今月に入り、神戸市の六甲ケーブル線でも運転見合わせが発生しました。そもそもレール自体は何度までなら大丈夫なのでしょうか。

Large 20250824 01

拡大画像

JR北海道の特急「おおぞら」(画像:写真AC)

 レールは鉄でできており、暑いと伸びて寒いと縮みます。四季がある日本では、夏と冬の寒暖差による伸縮を考慮して、レールの継ぎ目部に「遊間(ゆうかん)」と呼ばれる隙間が設けられています。

 気温が上がりすぎて遊間以上にレールが膨張し続けると、横方向に変形し、最悪の場合は脱線事故につながることもあります。この変形は「張り出し」とも呼ばれています。

 一般的にレールの設計上の上限温度は60度とされており、鉄道各社ではレールの温度を監視し、この規制値に達すれば、安全のため日が陰る、もしくは温度が下がるまで運転を見合わせる場合があります。このため、大雨や大雪だけでなく、晴天でもダイヤが乱れることがあるのです。

 ちなみに、福島県を走る阿武隈急行は今月、夜間は22度だった25mのレール温度が昼間に47度まで上がり、それだけで7.5mmも伸びたケースを公式Xで紹介しています。

【画像】こんなに伸びる!? これがレールの「暑さ対策」です

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 昔トーマスで、太陽の熱で線路が歪んだ話を思い出した。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス