「バス特」各社相次ぎ終了へ 首都圏路線バスのICカード割引サービス規模縮小

国際興業に続き、3月もサービスを終了する事業者が続きます。

国際興業は2月末にサービス終了

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バス特の特典チケットがつくと、ICカードリーダーから「チケットがつきました」と音声が流れる。写真はイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。

 複数のバス事業者が、「バス利用特典サービス」(バス特)を終了すると発表しています。西東京バスは2021年3月12日(金)、伊豆箱根バスは25日(木)、相鉄バス、西武バス、西武観光バス、東武バスグループは31日(水)をもってポイント、チケットの付与をそれぞれ終了する予定です。

 理由について各社は「開始から13年が経過し、ICカード普及・促進という当初の目的を達した」ためとしています。なお、現行のバス特で付与されたバスチケットは、付与された日から10年間有効です。

 バス特は、ICカード(PASMOまたはSuica)で路線バスを利用すると、1か月に1000円分乗車したらバスチケット100円分が付与され、次の乗車時にそのチケット100円分が自動で充当されて運賃が割り引かれるサービスです。その後も支払い累計額1000円ごとにチケットが付き、最大では1万円分の乗車で累計1740円分のチケットが付与されます。同様の割引があった磁気カードの「バス共通カード」を実質的に引き継ぐ形で、PASMO導入の2007(平成19)年から提供されてきました。

 バス特をめぐっては、東京や埼玉で路線バスを運行する国際興業が2月28日(日)にポイント、チケットの付与を終了しています。

【了】

【一覧表】運賃から割り引かれる「特典バスチケット」付与額

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コメント

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3件のコメント

  1. バス会社が苦境なのは分かるが、悲しいなあ… もう少し定期安くしてくんないかな

  2. ICカード普及促進に寄与したとかPASMO対応がついこの前の事業者はどの口で言ってるんでしょうねぇ…

  3. 神奈中バスも4/2で終了する。
    通学定期は、買える場所が限られる、現金払いしかできない、紛失したら終わり、3カ月に一度買う必要があるなど利便性が酷く悪い。
    中高生でもpasmo通学定期を使えるようにするなど利便性への対応をしたうえでの終了が必要ではないか。