日本じゃ激レア「中国製旅客機」機内に特別潜入!「超特別に取材OK」その知られざる内部とは
中国国外ではその姿を見ることがほぼ不可能な、同国製の旅客機「C919」。日本のメディアにその姿を見せることはほぼありませんでしたが、今回、特別にその機内に入ることができました。
日本のメディアは「めったに入れません」
2023年に運用を開始したものの、中国国外ではその姿を見ることがほぼ不可能な、同国製の旅客機「C919」。これまで日本をはじめ海外メディアに客室を公開する機会は多くありませんでした。しかし筆者は製造元のCOMACより2026年2月5日、客室内を取材させてもらう機会をいただけました。機内の様子はどんなものだったのでしょうか。
C919の機内公開については、これまでも海外で展示されたのを機会に撮影ができるか、製造元のCOMAC(中国商用飛機有限公司)へリクエストをしてきましたが、明確な返事は得られませんでした。しかし、2026年2月3日からシンガポールで始まった航空ショーで再度打診し、やっとのことで撮影することができました。
COMACはこれまで、主に中国国内メディアや欧米の著名な航空専門誌に限って機内を公開してきました。それが今回、撮影をオッケーした明確な理由まではCOMACは表しませんでしたが、おそらく、海外へ広くC919を売り込んでいくにあたり、自信を得た要素があると筆者は推測しています。
機内の撮影ができたC919は登録記号「B658M」で、胴体に「COMAC EXPRESS」と書かれた地上展示されている機体です。飛行展示した「B-001F」と異なる機体ながら、同じ薄緑色に機体後部がカラーリングされていたことから、COMAC自身が使っていると思われます。
案内された機内は、中国の旧正月に合わせてエコノミー席がほぼ赤色一色で、頭上の荷物棚の引手には、旧正月用の飾りが吊り下げられていました。日本ではあたかも横浜市などの中華街にいるような雰囲気でしたが、ビジネスクラスはライトグレーの質の良い座席で落ち着いたたたずまいを見せていました。
操縦室は電源こそ落とされていましたが、エアバス、ボーイングと同じ液晶画面を多用した先進的なデザインで、操縦桿はエアバスと同じサイドスティック形式でした。
機体を案内した社員は終始笑顔で、撮影について禁止場所はあるなどは告げてこなかったため、客室の快適性について、COMACは自信を深めていることが改めて推測できました。
Writer: 相良静造(航空ジャーナリスト)
さがら せいぞう。航空月刊誌を中心に、軍民を問わず航空関係の執筆を続ける。著書に、航空自衛隊の戦闘機選定の歴史を追った「F-Xの真実」(秀和システム)がある。





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