クルマにパチンっ 飛び石はどこから飛んでくる? 防ぐ方法は? 春先は要注意
偶発的で防ぐことが難しいクルマの「飛び石」。春先、特に寒冷地で多くなるといいますが、被害にあわないために、できることはあるのでしょうか。高速道路では特に注意が必要です。
春先に増える「飛び石」
防ぐことが難しい偶発的なクルマへの損害のひとつに、「飛び石」が挙げられます。石の大きさなどにより、バチンという音とともにフロントガラスへひびが入ることもあれば、後になって小さな飛び石傷に気づくこともあるでしょう。
この飛び石は春先、特に3月に多いといわれます。とりわけ寒冷地で多く発生するようです。
というのも、冬に滑り止めとして道路に撒かれた砂や砕石が、雪解けにより乾いた路面に多く残っている傾向があるからで、それらがタイヤの溝に挟まれ、何かのきっかけで飛んでくるというわけです。カーガラス補修を手掛けるノーバスジャパン(札幌市中央区)によると、冬タイヤが夏タイヤと比べてゴムが柔らかいことも、溝に小石を挟みやすい要因なのだとか。
防ぐ方法としては、「大型車の後ろにつかず、なるべく車間を空けることくらい」(ノーバスジャパン)だそう。JAF(日本自動車連盟)なども、とりわけ車輪の大きな大型車は、溝も大きく小石を挟みやすいとしています。
また、飛んできた石の強さは車速によっても異なり、ノーバスジャパンによると、ガラスにひびが入るのは「だいたい60km/h」の高速走行時とのことです。フロントガラスが“寝ている”クルマより、“立っている”クルマのほうが、破損率が高い傾向もあるといいます。
ガラスのひびは気温差や振動で伸びていくため、早めの修理相談をノーバスジャパンは勧めます。ひびが500円玉くらいまで大きくなると、補修は難しく、ガラスの交換になるケースが多いということです。
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