「ダブル連結トラックが停められない!」に対応 高速道路に専用の予約制駐車場が登場
全長25mですから、停めるのも大変です。
新東名と東名で実証実験
NEXCO中日本は2021年3月17日(水)、新東名高速と東名高速で、「ダブル連結トラック」駐車場予約システムの実証実験を4月1日(木)から開始すると発表しました。
ダブル連結トラックは、大型トラック2台分の輸送力を持つ全長25mの車両で、物流効率化の手段として導入が進んでいます。今回は、新東名(引佐連絡路)浜松いなさIC料金所の外に整備された路外駐車場のダブル連結トラック専用マス30台分と、東名の足柄SA(上り)の専用マス1台分で予約制が導入されます。
インターネットで事前予約を行い、現地においてETC2.0で予約車両を判断する運用で、タイムズ24(東京都品川区)の駐車場予約システムが用いられます。利用料金は当面無料ですが、今後の運用状況を見ながら有料での実験も検討しているそうです。
ダブル連結トラック専用の駐車マスも徐々に整備されているものの、タイムズ24によると、当該スペースにダブル連結トラック以外の車両が駐車してしまう課題があるとのこと。ドライバーが運行計画で休憩を予定していたSA・PAに駐車できず、輸送効率の低下や交通安全上の課題が生じているといいます。
なお、SA・PAにおける予約制駐車マスは、2019年4月に東名下りの旧豊橋本線料金所跡にオープンした豊橋PAでも導入済みです。
【了】
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