デビュー経緯は少し特殊? 「ジャンボ旅客機」最終モデル「747-8IC」初飛行から10年

貨物機の「747-8F」じゃない方です!

貨物型が先に飛んだのち

 アメリカの航空機メーカー、ボーイングの公式Twitterは現地時間2021年3月20日(土)、旅客機「747-8IC(インターコンチネンタル)」の初飛行から10年を迎えたと投稿しました。

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ボーイング747-8IC(画像:ボーイング)。

 747-8ICは、「ジャンボジェット」で知られる747シリーズの最新タイプ「747-8」の旅客型で、2011(平成23)年3月20日に初飛行しました。この747-8は、貨物型の「-8F」と旅客型の「-8IC」のふたつのサブタイプがラインナップされています。

 一般的に旅客機は、旅客型が初飛行したのち、需要に応じて貨物型が開発されることが多いなか、747-8は、貨物型の「-8F」が、旅客型より先に航空会社から注文を受け開発されたのち、2011年2月8日に初飛行。その約1か月後に旅客型「-8IC」が飛ぶという、一風変わったデビュー経緯を持ちます。

 747-8ICは、従来型の747シリーズとくらべ、約6mの胴体延長や静かなエンジンを導入するといった改修が図られています。また、航続距離は1万4815km。“インターコンチネンタル”の名の通り、「世界のほぼ全主要都市への直行便を可能」(ボーイング)とのことです。

 ただし747-8ICは、かつて多数の747シリーズを保有していたJAL(日本航空)、ANA(全日空)をはじめとする、国内航空会社での導入はありませんでした。一方貨物型の「-8F」は、国内でもNCA(日本貨物航空)が導入し、主力機として使用しています。

 なお、747シリーズは2022年をもって生産終了が予定されており、この747-8の2タイプが、最後の「ジャンボジェット」の機となる予定です。

【了】

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