スエズ運河で20万トン超えの大型コンテナ船座礁 原因は砂嵐による視界不良
世界の船舶輸送に多大な影響を及ぼす事案です。
復旧の見通しは未定
世界の海上交通路の要といえるエジプトのスエズ運河で2021年3月23日(火)、20万トン超えの超大型船が座礁し、運河の往来を妨げてしまいました。所管官庁であるスエズ運河庁によると、コンテナ船が座礁したのは、23日朝に起きた風速40ノットにも達した砂嵐による悪天候と視界不良が原因としています。
座礁したのは、台湾の長栄海運(エバーグリーン)が運航していた「エバーギブン」です。全長約400m、幅59m、総トン数は約22万トン。2018年に建造され、愛媛県の今治市に所在する正栄汽船が所有しています。
スエズ運河庁は、翌24日からタグボート8隻を使って「エバーギブン」を離礁させようとしていますが、作業は難航しているとのこと。復旧の見通しは現在のところ未定です。
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