高速道「加速車線の先頭で合流」への誤解とけるか 物理的に先頭以外を塞ぐ→渋滞3割減
高速道路の合流部で、「加速車線の先頭でしか合流できなくする」対策が渋滞緩和に効果を挙げ、導入箇所が拡大します。以前から言われていたことですが、知らない人も多く、高速道路のマナーとして定着するか注目されます。
ラバーポールで先頭部以外を塞いだら効果アリ
高速道路の合流部が混雑している場合、加速車線の先頭まで進んでから合流すべき――これを促す道路側の対策が、渋滞緩和に効果を挙げているようです。
NEXCO中日本が名神高速の一宮JCTで2019年から実施している「ファスナー合流大作戦」と題した渋滞対策を、名神の一宮ICでも展開します。ICやJCTの加速車線から本線への合流部に、連続してラバーポールを立て、加速車線の先頭部以外を物理的に塞いでしまうというもので、2021年4月下旬頃の開始を目指して工事を進めるとしています。
先行して実施している一宮JCTは、東海北陸道から名神の上り線(名古屋方面)への合流部で、しばしば渋滞が発生します。NEXCO中日本名古屋支社によると、「合流部の渋滞を何とかできないか」「流れが悪い」といった利用者の声を受けて検討した結果、この対策を実施することになったとのこと。
渋滞の原因は、加速車線のあちこちでクルマが同時多発的に本線へ合流しようとして、本線の流れを阻害することにあります。これを防ぎ、加速車線の先頭で規則正しく1台ずつ交互に合流するよう促すのが対策の狙いで、この合流の方法は衣類のファスナーを閉める様子に見立てて「ファスナー合流」「ジッパー合流」などとも呼ばれます。
その結果、名神と東海北陸道を合わせた渋滞による損失時間が約3割減、また渋滞区間の平均通過時間は名神で約3分短縮したそう。一方で東海北陸道の平均通過時間は変化がないことから、NEXCO中日本名古屋支社は、ファスナー合流が本線側である名神の渋滞にもたらす効果に手ごたえを感じています。
ネーミングが下手くそすぎたこと、それが定着しなかった原因です。
予備知識のないところに「ファスナー合流運動」と言われても言葉自体からは、いったい何をして欲しいのか、が伝わってこない。
普通に「先端まで加速車線を走ろう」じゃダメだったの?
入る方がせっかちで割っていく場合もあるが
走行車線側にも落ち度があることが多い
合流側の先頭までは入れないよう運転すればいい
入れちゃう奴が居るからどんどん入ってくる
そういう奴の前って5〜6台は入ってる
そういうことを主張するなら現場に先頭での合流を強要する掲出物を出すべきではないでしょうか?
「煽られた」と称して暴力行為をする犯罪者が路上に居ますが、自分ルールの自己主張を完膚なきまでにたたきつぶし、一般ドライバーが正当な行動をとれる安全性を確保することが道路施策の第一歩でしょう。