意味なし? 「一灯式信号機」なぜ消える 国ぐるみで撤去の方針 しかし反対も

信号機の維持にもお金がかかります。全国で不要な信号機を撤去する方針が示されていますが、なかでも特に撤去が推進されているものが、常時点滅する一灯式信号機です。もはや事故防止に役立っていないとの見解もあります。

「一灯式信号」そもそもの目的は

 全国道路標識・標示業協会の調査資料によると、一灯式信号はもともと、住宅街などの小さな交差点における交通事故の防止を目的としたもの。交差点の識別を向上させるとともに、黄色点滅は主道路、赤点滅は従道路と、道路の主従関係を明確にする狙いがありました。

 その多くは、一灯式信号機の設置基準が定められた平成の初期に設けられています。全国道路標識・標示業協会の調査資料は1999(平成11)のものですが、当時から、一灯式信号機が設置された交差点においても事故が多発しており、信号単独では効果を期待できないとされています。

 そしていま、一灯式信号機の多くが設置後20年から30年を経て、老朽化も顕在化しているというわけです。災害による倒壊や、停電などで信号が点滅しなくなることも、多くの地域でデメリットとして挙げられています。

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4方向タイプ(乗りものニュース編集部撮影)。

 ただ、撤去に際しては地元との調整も必要で、たとえば1月24日付けの「新潟日報モア」は、事故が増えるという懸念から、調整が長引くケースもあると報じています。ある警察関係者は、高齢者を中心に「信号機は重要」と強く認識している人もいるといい、地元への丁寧な説明が求められます。

 昔は光るものといえば信号しかなかったと、前出の関係者は話します。しかし現在ではLEDで照らす標識や、カラー舗装など、よりわかりやすい対策もあるとのことです。

【了】

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