手放しで走るトーイングトラクター! ANA「本丸」羽田空港で「初」の自動運転実証実験
実証実験の様子を実際に取材してきた
なお、30日(日)に羽田空港での実証実験の様子が報道陣に公開され、ここでは、貨物コンテナを6つけん引し、「レベル3(システムが全ての運転タスクを実施するが、システムの介入要求等に対して運転者による適切な対応が必要)」相当の自動運転で、同空港内を走りました。運転手は自動走行時、ハンドルから手を離している状態でしたが、直線はもちろんのこと、交差点での左折や一時停止などもこなしています。
この自動運転の制御には、車両に搭載したカメラで撮影した路面画像と事前に作成した路面画像マップデータをマッチングすることで、車両の位置・姿勢情報を取得する技術「路面パターンマッチング」のほか、対象物にレーザー光を照射し、その反射光を測定することで対象物までの距離を正確に測定できるセンサー「3D LiDAR」といった技術が盛り込まれているそうです。
なお、今回のテストで大規模空港における運用面での課題を抽出し、2021年10月からは、実運航便での試験運用へ移る予定。2025年には、無人搬送の実現を目指します。
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