日本初導入の新型2階建てバス登場! 英国製 はとバス初の「屋根なし専用車」

はとバスが屋根のないオープントップバスとして、新型の2階建てバスを導入しました。いわゆる「ロンドンバス」と同メーカーの英国製車両で、ボディの「軽さ」が様々なメリットをもたらしています。

車体の「軽さ」がもたらす多大なメリット

 はとバスは車両の特徴として、アルミやFRPを多用したボディの軽量さを挙げます。2階建てバスでありながら、現行の一般的な大型観光バスよりも軽いのです。

 ジェイ・バスが製造する日野といすゞの大型観光バスが車両総重量1万6190kgなのに対し、「エクリプス・ジェミニ3」は1万5460kgです。なおかつ、大型観光バスよりも小回りが効き、都内の走行には優れているとのこと。小回り性能の目安となる最小回転半径は、ジェイ・バスの大型観光バスが8700mmなのに対し、「エクリプス・ジェミニ3」は8200mmとなっています。

 小回りが効く秘密は、後輪が1軸である点だといいます。現在日本で走る2階建てバスの後輪は、車両の安定性を考慮して2軸になっていますが、「エクリプス・ジェミニ3」は、その軽量さゆえに1軸で十分安定するそう。1軸であれば当然ながら維持管理上もメリットは多大です。

 ちなみに最大安定傾斜角度、つまり車体の傾斜に対してどれだけ安定していられるかという点も、既存の2階建てバスはおろか、ジェイ・バスの大型観光バスよりも優れているそう。空車時の最大安定傾斜角度は、2階建てバスの新車として導入が進むスカニアの「アストロメガ」が35.22度、ジェイ・バスの大型観光バスが39.00度なのに対し、「エクリプス・ジェミニ3」は41.22度まで耐えられるといいます。

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客席(2021年4月2日、中島洋平撮影)。

 車体のメーカー選定にあたっては、バンフォード(旧ライトバス)以外にもいくつかの候補があったそうですが、最終的に「品質がいちばんよかった」(はとバス)との理由で選んだそうです。

 ちなみに、現在様々な事業者で導入が進むスカニアの2階建てバス「アストロメガ」ももともとは、2階建てバスの新車をどうしても欲しかったはとバスと、スカニア、ボディメーカーのバンホール(ベルギー)が共同で日本仕様に作り上げたもの。それをもとに、スカニアが拡販に努めています。今回の車両はオープントップバス専用車ではありますが、同様に普及していくケースもあり得るのではないかということでした。

【了】

【新型2階建てバスの全貌を写真でチェック】

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コメント

2件のコメント

  1. はとバスに限らなければ各地で走ってますよね

  2. 最大安定傾斜については計算値か?実測値か?分からないけど、本国仕様より幅を狭めた辺りでドレッドも影響しそうだけど、如何に軽かろが後ろ1軸で2軸車を凌ぐとは思えんけどね。

    まあ事前審査で日本の陸運支局の何れかで実測はしてるとは思うけど?まさか量産にかまけた書面審査じゃないことを祈ってますよ。

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