はとバスの新型「屋根なし2階建てバス」ツアーを体験 首都高走ったらスゴかった!

高架上の新幹線車両まで手が届きそう…

 試乗会のツアーは、東京駅丸の内南口を出発し、東京タワーを見学して東京駅へ戻る約2時間の行程です。丸の内から皇居内堀に沿って進み、桜の名所である代官小路を通過する際は、見事な枝ぶりがすぐ頭上に広がっていました。

 桜だけでなく、信号機や巨大な道路標識が、手の届きそうなくらいの位置で通過していく迫力はオープントップバスならでは。ただ、今年は桜の開花が早く、代官小路がすでに葉桜になっていたのが惜しまれます。

「ここから日本の政治の中心地、永田町の官庁街を抜け、東京タワーにまいります」。バスガイドの佐藤かおりさんによる「右に見えますのは……」といった矢継ぎ早な解説も、雰囲気を盛り上げてくれます。

 東京タワー見学の後、バスは首都高に入ります。「ジェットコースターのようなスリルがございます」という佐藤さんの言葉通り、バスが料金所を屋根スレスレで通過すると、スピードに乗って一気に風が強まり、乗客の髪が風のなかで踊り出します。レインボーブリッジの通過中はとりわけ海風の冷たさを感じましたが、それもオープントップバスの醍醐味でしょう。

Large 210402 tour 02

拡大画像

新幹線もこの近さ(2021年4月2日、中島洋平撮影)。

 東京駅へ戻る直前には、有楽町の東海道新幹線ガードを通過しました。ここは特に高さスレスレで、新幹線車両が通った際はド迫力。その通過音までダイレクトに響き渡りました。

 はとバスは4月3日(土)から、今回の新型オープントップバスによる新コースを設定します。東京駅から東京タワー、レインボーブリッジ経由で東京スカイツリー、浅草などをめぐるコースで、29日まで土・日・祝の運行が決定しています。

 なお、これまではとバスのオープントップバスには「'O Sola mio(オーソラミオ)」の愛称がデザインされていましたが、今回の新車導入を機に、現行車も全て「Tokyo Open Top Tour」に変更されます。外国人旅行者にもわかりやすい名称にする狙いです。

【了】

【ギャラリー】屋根なしバスから見える景色を写真でチェック!

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。