JALのボーイング787「50号機」成田到着! 「革命的旅客機」はJALでどう主力になったのか

ボーイングの新技術がふんだんに盛り込まれた旅客機「787」。導入開始から9年経ったJALでは、記念すべき50機目が成田空港に到着しました。JALにとって787が主力機になるまで、どのような経緯があったのでしょうか。

「50号機」はどんな機体? ボーイングにとっても記念機

 この日到着したボーイング787-9「JA881J」は、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス編成で、計195席仕様の国際線仕様機です。そしてこれを追うように、22日には787シリーズの51号機(ボーイング787-9。機番JA882J)を受領。24日(土)にも、羽田空港に到着する予定です。

 今回の成田空港へのフェリーフライト(回航)を担当したパイロット、JAL運航基準技術部試験飛行室の植田 竜室長は、次のようにコメントしています。

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成田空港に到着したJAL50機目のボーイング787「JA881J」(2021年4月22日、乗りものニュース編集部撮影)。

「初号機導入のときは、2機が同日、わずか1時間差で羽田と成田に飛来しました。この50号機、51号機も同様の計画があったものの、制作の都合からこれはかないませんでした。初号機でフライトを始めたときと比べると、787は複合素材を使いこなした機材の良さは変わらず、ソフトウェアを中心に、様々な面で信頼性が上がっています。787で、皆さんの旅のお供をさせていただけることを楽しみにしております」

 ちなみに、今回成田空港に到着した「JA881J」、これまた偶然ですが、ボーイングにとっても、787の999機目の納入機にあたるそうです。

【了】

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