東急東横線の廃線跡はどうなるのか 横浜~桜木町 廃止17年の姿と今後

いろいろ「狭すぎ」 整備が進まない要因に

 予算以外に、旧横浜~桜木町間の整備が進まない大きな要因が、その立地条件です。京浜東北線と国道16号のわずかな隙間に位置し、旧東横線の高架下の一部が国道の歩道になっているほど、スペースがないのです。京浜東北線や国道に影響を与えることなく工事を進めるには、綿密な協議が必要だといいます。

 旧東白楽~横浜間の東横フラワー緑道は「公園」として整備したのに対し、横浜~桜木町間は「道路」にあたるといいます。当初は自転車も通れる空間として計画していたところ、それには幅が狭すぎるという意見も出て、歩行者専用道として整備することになったそう。

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東横線跡地の遊歩道への案内看板(乗りものニュース編集部撮影)。

 整備効果として横浜市都市整備局は、「都心部の回遊性向上」を挙げます。「横浜駅から(高島地区などの小さな飲食店が集まる)『裏横浜』などにも直接行くことができますし、信号を気にすることなく歩くことができます」と話します。

 ちなみに、横浜~桜木町間にあった旧高島町駅も、ホームなどの駅施設が残ったままですが、他の箇所より劣化が進んでいることもあり、それら施設を残すかどうかも検討を要するとのことです。

【了】

【地図】東横線の廃線跡/【写真】現在の遊歩道区間

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コメント

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3件のコメント

  1. まだ全く手つかずだったら分岐箇所だけ拡げて、うなぎの寝床のような東横線の車庫にしますのに。あの路線も車庫に余裕がある方ではないでしょう。

  2. 横浜線の引き上げ線として活用したほうが一石二鳥であろう。東神奈川止まりを横浜駅まで延長するには持ってこいの土地だと思う。

  3. 画像で「道路管理者名(事務所?)」まで電話番号ともかくぼかしてるのはどうかと……。