山手幹線~栗東水口道路 2025年に全通へ 草津の「ブツ切り4車線」も解消 滋賀

山手幹線がようやく栗東市・湖南市へ抜けます。

国道1号のバイパス道路がいよいよ真価を発揮へ

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建設が進む山手幹線の草津市岡本町~栗東市上砥山間(画像:滋賀県)。

 国土交通省 近畿地方整備局は2021年4月27日(火)、管内で進められている道路事業の開通見通しを発表しました。その中で、国道1号の栗東水口道路の残る工事区間である栗東市小野~上砥山間の0.9kmについて、開通見通しを2025年度としています。

 慢性的な渋滞に悩まされている滋賀県内の国道1号のバイパス道路として整備が進む栗東水口道路は、2011(平成23)年までに野洲川沿いの区間である湖南市石部~岩根間が、2016年(平成28年)には栗東市小野までがそれぞれ開通し、新設された栗東湖南ICによって、名神高速道路と直結を果たします。そして残る工区が、小野からさらに南の県道上砥山上鈎(かみまがり)線までの区間です。

 同時に南からは、京滋バイパスの瀬田東ICを起点に、大津市・草津市内で国道1号のバイパスとなっている山手幹線(県道・大津能登川長浜線)が上砥山まで延伸工事中で、2024年の開通予定となっています。

 片側2車線の山手幹線は草津市岡本町で途切れており、国道1号へ合流するために生活道路を抜けていく状況が長らく続いています。栗東水口道路との接続により、大津市内から甲賀市方面への所要時間は大幅な短縮が期待できそうです。

【了】

【山手幹線~栗東水口道路の工事区間】

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