「スカ色」帯で話題の常磐線快速・成田線用「E231系」 なかにはちょっとレアな車両も
成田線(我孫子駅~成田駅間)開業120周年記念事業の一環として、松戸車両センターのE231系電車1編成が「スカ色」帯となり注目を集めました。しかし同センターのE231系には他にも、ちょっとレアな車両がいます。
なぜか編成の片側だけ違う色
「成田線(我孫子駅~成田駅間)開業120周年記念事業」の一環として、JR東日本松戸車両センター(千葉県松戸市)のE231系電車(139番編成)が「スカ色」帯となり、2021年5月末ごろまでの予定で成田線(我孫子~成田間)で限定運用されています。
E231系では初の「スカ色」帯となって鉄道ファンに注目されていますが、松戸車両センターにはこの他にもちょっとレアなE231系がいます。
ひとつ目は、110番編成の上野・品川方先頭車(クハE230-62)です。通常、松戸車両センターのE231系は前面帯が太い「エメラルドグリーン」と細い「ウグイス色」となっていますが、同車は細い帯が「ウグイス色」ではなく、薄いグリーンとなっています。
この新しい帯色のクハE230-62は2018年7月下旬頃から目撃情報が相次ぎ、2020年に東京総合車両センター(東京都品川区)で検査を終えた後も帯の色は変わらず運用されています。取手・成田方先頭車(クハE231-62)はウグイス色のままで、比較すると違いは一目瞭然です。
この色違いについてJR東日本 東京支社に確認したところ、「主に南北方向に走行する常磐線で運用されるため、日光のよく当たる南側(品川方面)で褪色が進んだのかもしれません」とのこと。
ちなみに、かつて111番編成の上野・品川方先頭車(クハE230-64)と取手・成田方先頭車(クハE231-64)は、2014(平成26)年7月に東京総合車両センターを検査出場した際に「抹茶色」の帯に変わったことがありました。こちらもレア色として話題を集めましたが、2020年7月の検査時に「ウグイス色」へと戻っています。
この程度のものを撮るために鉄道用地に侵入してしかもTVに晒された輩がいるとは…
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