【懐かしの国鉄写真】二眼レフカメラで撮影した1966年の東海道本線・伊東線
ファインダー用と撮影(露光)用のレンズが縦に並んだ二眼レフカメラ。「体育の日」が初めて制定された1966(昭和41)年10月10日、中古で手に入れた二眼レフカメラを携えて東海道本線・伊東線で撮影しました。
この記事の目次
・二眼レフカメラは慣れないと戸惑う
・手に入れたのは「アイレスフレックス オートマート」
【画像枚数】全17枚
二眼レフカメラは慣れないと戸惑う
二眼レフというカメラは、直方体のボディにファインダー用と撮影用に2個のレンズが付いています。ファインダーは実画面と同じ6×6cmのピントグラスになっているので左右が逆に写り、慣れないと列車などの動くものを撮るには少々戸惑います。
日本では昭和20年代後半から30年代前半くらいまでが二眼レフの全盛期で、メーカー(機種)の頭文字はAからZまでをすべてカバーできるといわれていました。
手に入れたのは「アイレスフレックス オートマート」
昭和40年代になっても生産されていたのはミノルタオートコードとマミヤのC形シリーズくらいになりますが、カメラ雑誌でニッコールレンズがついたアイレスフレックス オートマットという機種があることを知り、中古店巡りをしてなんとか手に入れました。撮影用レンズはF3.5/75mm、シャッターはB・1~1/500秒というスペックは二眼レフの標準的なレベルです。
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Writer: 楠居利彦(鉄道ライター)
1946年、東京生まれ。中央線の沿線で育ったので、鉄道は複線で電化され、長編成の電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道誌の創刊に関わり、車両データ本の編集を担当した。趣味は鉄道模型製作。