トロッコ列車「奥出雲おろち号」2023年度で運行終了 残る運転計画も発表
来年度は年間130日程度の運行です。
25年の歴史に幕
JR西日本は2021年6月3日(木)、木次線を中心に運行されているトロッコ列車「奥出雲おろち号」について、2023年度を最後に運行を終了すると正式発表しました。
終了の理由について、JR西日本は「トロッコ列車に使用している現行車両が、製造から約50年経過し老朽化が進んでいるため」としています。
「奥出雲おろち号」は23年前の1998(平成10)年、島根県横田町(現在の奥出雲町)から要請を受けたのを機に運行開始。ディーゼル機関車DE10形やDE15形と12系客車を連結し、出雲市駅や松江駅を起点に、木次線の木次駅・備後落合駅などの間で運行されてきました。
なお、2022年度は4月から土日祝日を中心に、2021年度と同じ約130日の運行予定。最終年となる2023年度も4月の運行開始が計画されています。
【了】
木次線の命綱とも言える観光列車だけど、廃止されたら木次線自体の路線の寿命に関わりそうだ