規格外の「怪鳥」復活! 世界最大モンスター機「An225」が再び空へ 2020年8月以来

規格外ゆえ整備期間もめっちゃ長いんですね!

テスト飛行のためキエフ上空を飛行

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アントノフAn-225「ムリヤ」(画像:Antonov Company)。

 航空機追跡サイト「フライトレーダー24」の公式Twitterは、アントノフAn-225「ムリヤ」が約9か月の地上駐機を経て、再びフライトしたと、2021年6月4日(金)に投稿しています。

 同サイトによると、今回のフライトは2020年8月3日以来となり、キエフ(ウクライナ)発着で約1時間実施されたとのこと。フライトの目的は「テスト飛行」のためだそうで、これまで飛ばなかった理由を「整備に長い時間を要した(Heavy maintenance on the An-225 takes a long time.)」ためとしています。

 An-225「ムリヤ」は、重量ベースで世界最大の航空機として知られています。その全長は84m、全幅は88.74m。「ジャンボジェット」として知られるボーイング747-400(全長70.66m、全幅64.47m)よりもはるかに大きな胴体を持ちます。

 当初はソ連版スペースシャトル「ブラン」を搭載するために開発されたことから、エンジンは6基を搭載。32個の車輪でその巨体を支えているなど、その形も独特です。運航は世界で1機のみ。近年ではそのキャパシティを活かしておもに貨物輸送を担っており、2020年には、新型コロナウイルス感染拡大による物資輸送のため、中部空港にも飛来しました。

【了】

【デカイ!】アントノフAn-225[ムリヤ」の貨物室内部

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