JALの「海外気分チャーター」はどれくらい海外気分を味わえるのか 豪州編搭乗レポ
新型コロナ感染拡大下、JALでは「海外気分を味わえる」というのがセールスポイントの遊覧チャーターを展開しています。普段のフライトとは、どのような差があるのでしょうか。実際に乗ることができました。
仕掛けは飛ぶ前から ゲートが「オーストラリア」に
新型コロナウイルス感染拡大下、国内航空会社では、利用者の「旅行へ行きたい」というニーズを満たしつつ、平時のように飛ぶことのできない旅客機を有効活用する遊覧チャーター飛行を展開しています。
JAL(日本航空)では、「チャーター DE 海外旅行を満喫!」という遊覧チャーターフライトを実施しています。このイベントはNAA(成田国際空港)や各国の政府観光局などと共同企画のもと、不定期でシリーズ化しており、それぞれ異なった海外旅行先をテーマにした「仮想旅行」として、成田発着の周遊チャーターを実施するというものです。2021年6月12日(土)、この第4弾となる、オーストラリア編に搭乗することができました。
この遊覧フライトのキモは、フライト自体はもちろんのこと、その前後のイベントに施された仕掛けといえるでしょう。保安検査場を抜けた搭乗ゲートでは、オーストラリアを連想させるさまざまなイベントが施されています。
保安検査場を抜けたエリアに鳴り響くのは、世界最大の管楽器としても知られる、オーストラリアの民族楽器「イタギ(ディジュリドゥ)」の音色。仮設ステージが設置され、出発前までそのライブ演奏を楽しむことができるのです。このほか、搭乗口付近では、西オーストラリア名産の「ワイルドフラワー」のビュッフェ体験などもできました。
搭乗はバスで機体のそばまで行き、階段が備え付けられた「タラップ車」で乗り込むスタイルです。使用されるJAL機は国際線仕様のボーイング767-300ER(機番:JA618J)。ビジネス、エコノミーの2クラス、計199席を設置しており、実際にホノルル線などを担当したこともあります。
全然楽しそうじゃないんだけど、どういう層が行ってるんだろう…