独ラインメタル 水陸両用の新型無人車両「ミッションマスターXT」を発表
パッと見、おもちゃのクルマをそのまま大きくした感じ。
特徴的な大直径タイヤがミソ
ドイツに本社を置く兵器メーカーのラインメタルは2021年6月18日(金)、新たな輸送車両「ミッションマスターXT(MM XT)」のプロトタイプを発表しました。
このクルマは完全自律走行が可能なUGV(Unmanned Ground Vehicle:無人車両)として開発されたものですが、オプションで運転席を取り付ければ、ヒトが乗って操作する有人車両としても使用できます。パワーユニットには、ディーゼルエンジンとリチウムイオン電池推進の電気モーターの両方を搭載し、前者であれば最大750kmを無給油で走破することが可能、後者であれば最大6時間にわたって静音で走ることができるといいます。
車両総重量は2217kg、ペイロード(搭載量)は1000kg。幅広低圧の専用タイヤによって優れた悪路走破性と水陸両用性能が付与されているそう。なおタイヤは直径2cmの穴が開いても走行可能だとのこと。
ラインメタルによると、MM XTは戦術支援だけでなく、火力支援や、救命救急、CBRN(化学剤、生物剤、放射性物質、核物質)対処、通信中継など様々な任務に対応することが可能であるとしています。
【了】
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