「市民のクルマ」どうしてここまで変わった? 「シビック」の転換点 アメリカではどうか

ホンダ「シビック」の新型が発表されました。かつては初心者にとって手が届く「市民のクルマ」だったのが、その位置づけを大きく変化させたシビック。転換点は何だったのでしょうか。とはいえ、北米では旧来の立ち位置を保ったままです。

フィットが「市民のクルマ」のお株を奪った? 実はそうとも言い切れない

 そんな身近なシビックの雰囲気が変わっていったのは、弟分である「フィット」の登場が大きいでしょう。

 2001(平成13)年にデビューしたフィットは大ヒットして、翌2002(平成14)年の年間販売ランキング(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ)では1位を獲得。長年にわたり販売ランキング王者だったトヨタ「カローラ」を退けての大金星でした。

 その一方、それまでランキング上位であったシビックは一気に圏外へ落下。2005(平成17)年の8代目シビックは販売が低迷し、その次の9代目は日本で販売されなくなってしまうほどの凋落ぶりでした。また、2017年に10代目が日本に導入されましたが、2018年の年間販売ランキングでは37位、2019年と2020年は50位以下の圏外と、その販売は好調とは程遠い状況です。

 では、シビックは、まったくダメになってしまったのか? といえば、そうとも言えません。日本での販売は残念なものですが、アメリカでは売れに売れているのです。最近では、アメリカで毎年25~38万台ほども売れており、乗用車としてはトヨタ「カムリ」に続くベストセラーカーとなっています。

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1997年発売の初代シビック・タイプR(画像:ホンダ)。

 アメリカでは、初代のシビックが世界で初めてマスキー法(大気浄化法)をクリアした先進的な環境エンジンを搭載しているということで、1970年代から人気者となり、1986(昭和61)年からは現地生産もスタートしていました。シビックは日本において「市民のクルマ」として人気を集めたのと同様、アメリカでも定着していったという歴史があります。

 一方、日本においてシビックの座を奪い取ったようなフィットですが、アメリカではそうなりませんでした。フィットのアメリカでの人気は日本ほどではなく、2021年現在は現地での販売も中止されています。アメリカでは、今もシビックがエントリーモデルの存在を守り続けているのです。

【歴代シビック全11代を画像でイッキ見!】

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コメント

1件のコメント

  1. フィットベースのシビックタイプRなら過去に発売された事がありますよね。

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