羽越・奥羽新幹線 線路の造り方「工夫」して開業へ一歩前進? 秋田新幹線より早く

「羽越・奥羽新幹線関係6県合同プロジェクトチーム」が「羽越新幹線」と「奥羽新幹線」について、「工夫」などによって費用より便益のほうが大きくなる計算結果を公表。ただ、厳しい可能性も合わせて明らかになっています。

秋田新幹線よりも短時間で東京から秋田へ

「羽越新幹線」と「奥羽新幹線」について、沿線の6県で構成する「羽越・奥羽新幹線関係6県合同プロジェクトチーム」が2021年6月21日(月)、調査結果を発表。費用便益比が、最大で「1.08」になると発表しました(羽越・奥羽の両新幹線を整備した場合)。

 かんたんに言うと「両新幹線の建設は、得られる利益のほうが要する費用より大きい場合がある」という発表です。同プロジェクトチームは「フル規格新幹線としての羽越・奥羽新幹線の整備の妥当性を確認」したとしています(費用便益比が「1」を上回ると得られる便益のほうが費用より大きい妥当な事業と評価される)。

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秋田新幹線「こまち」に使用されているE6系(画像:写真AC)。

 羽越新幹線は富山市と青森市を新潟市付近、秋田市付近を経由して結び、奥羽新幹線は福島市と秋田市を山形市付近経由で結ぶ路線です。両路線とも1973(昭和48)年、全国新幹線鉄道整備法にのっとり、政府によって基本計画が定められました。

 新幹線の建設は基本的に、まずそうした基本計画が定められて「基本計画路線」になったのち、整備計画が決定して着工、という流れになっており、羽越新幹線と奥羽新幹線は現在、建設候補リストに載っているような状態と言えるでしょうか。

 今回の調査結果では、両新幹線が実現すれば東京~山形間が1時間40分(-46分)、東京~秋田間が2時間23分(-1時間14分)、山形~秋田間が42分(-2時間41分)、東京~鶴岡間が2時間21分(-1時間12分)、新潟~新青森間が3時間2分(-1時間26分)、新潟~秋田間が1時間1分(-2時間29分)で結ばれるそうです。

 ただ冒頭で「1」を越えている費用便益比について、最少で「0.47」という「建設が妥当」とは言えない結果もあわせて出ています。

【地図】羽越・奥羽のほかにも全国に色々 「建設リストに載っている新幹線」路線図

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コメント

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6件のコメント

  1. コロナ前からプロジェクトがあって進めていたのでしょうけど
    このタイミングで出すのか……
    JR東日本管内だよね
    コロナ後を見据えた業態の見直しを模索しているJR東日本へこの案を提示しても良い顔しないでしょう

  2. 並行在来線と貨物列車の扱いどうするつもりなのやら。
    開業する頃には三セクで残せるほど在来線に旅客需要ないだろうな。

  3. 羽越新幹線を整備するくらいなら在来線の高速化を推進すべきかと思いますね
    160〜200km/h運転のスーパー特急なんかは良いかと思いますが

  4. 乗り入れる在来線をガントレットにすればいいのでは。

  5. この手の評価って過大評価してやっと1だからね。実際開業してみると半分にしか届かないとかよくある話だし、税金の無駄遣いもいい所。
    ミニ新幹線区間を改良して160km〜200km出せるようにした方が現実的。

  6. 奥羽新幹線が開業したら、新幹線で湯沢・横手へ行ける。