JMU津 載貨重量約16万トンのスエズマックスタンカー「DIMITRIOS」引き渡しへ

スエズ運河通れる船が「スエズマックス」です。

事業統合後初めて開発された次世代タンカー

 造船大手のJMU(ジャパン マリンユナイテッド)は2021年6月22日(火)、津事業所(三重県津市)において建造していた超大型タンカー「DIMITRIOS(ディミトリオス)」を、発注元である「IMOLA NAVIGATION S.A.(イモーラ ナヴィゲーション エスエー)」に引き渡しました。

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JMU津事業所で建造された「DIMITRIOS」(画像:JMU)。

「DIMITRIOS」は、積み荷を載せたままスエズ運河を通航することが可能な、いわゆる「スエズマックス」と呼ばれるサイズの船です。全長274.3m、幅48.0m、深さ23.15mで、載貨重量は15万9159トンとのこと。ディーゼルエンジン1基を搭載し、定員は28名、船籍はバハマです。

 汎用型タンカーの次世代船として、同社の最新技術を結集して建造された、省エネ・環境負荷低減型の15万8500DWT型スエズマックスタンカーであり、低抵抗・高効率を最大限に追求した船型に、電子制御エンジンや高効率プロペラ、低摩擦塗料の採用などによって、従来船に比べ大幅な推進性能の向上および燃費削減を達成しているのが特徴としています。

【了】

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