京急「歌う電車」2021年夏で運行終了 発車時に音階を奏でる「ドレミファインバータ」

音が鳴る記念乗車券や特別列車も登場!

1998年の登場から23年

 京急電鉄が2021年6月25日(金)、同社の電車で多く見られた「歌う電車」の最後の1編成について、2021年夏で「歌う」のを終了すると発表しました。

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「歌う電車」新1000形(画像:京急)。

 京急は1998(平成10)年に登場した2100形電車のVVVFインバータ装置(電力をモーターに適切なものへ変換する装置)に、作動音が音階を奏でるように調整されたドイツ・シーメンス社製の機器を採用。発車時にその音階がなることから「歌う電車」「ドレミファインバータ」として話題になり、新1000形電車(2002年登場)にも採用されるなど、京急電車を象徴するひとつにもなりました。

 しかし2008年以降、機器が別の新しいものに入れ替えられて「歌う電車」の数が減り、現在は新1000形電車1編成を残すのみに。それも今回入れ替えられ、「歌う電車」は姿を消すことになります。

 これにともない、京急は「さよならドレミファインバータ♪」イベントを開催。その音が鳴る記念乗車券やプラレールの発売、特別貸切イベント列車の運行を行う予定です。

 京急は、「沿線にハーモニーを奏で歌い続けてきた「鳴車(めいしゃ)」を、いつまでも記憶に残るよう、運行最終日まで、そして歌い終えた後もお楽しみいただけるよう 取り組みます」としています。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. シーメンス製にもそんな音がしないのがあるらしいじゃないですか。
     ロストテクノロジーですね。

    • 元はと言えばGTO素子の動作音がうるさいのでそれを工夫して騒音にしないようにしたドイツ人の遊び心ですしね
      IGBTといった新たな素子への技術向上で必要がなくなったので使われなくなりましたね
      向こうではまだ電気機関車のような大容量の電力を扱う車両にGTO素子が残っているため音階インバータが聞けますね

  2. 以前のVVEインバータは
    走り出すとき
    かなりの騒音だった
    そこでドイツの「シーメンス」は
    「だったら不快でない音にすれば
    良くね?」で
    音階のついた
    所謂「ドレミファインバータ」にした
    しかし、新型は音も静かになり
    京急とはいえ
    やはりドイツから輸入は
    コストも掛かるので
    残念ながら
    廃止となりました‼️