スターフライヤーの“お別れの兆し報告”話題 センスありすぎな「新サービス」の伝え方
相変わらず尖ったことしてくれます!
2023年1月デビュー予定
北九州を拠点とする航空会社、スターフライヤーが2023年1月に導入予定の「エアバスA320neo」。この機では、客室の仕様も一新される予定です。その件に関してTwitterのスターフライヤー公式SNSアカウントが2021年6月29日(火)に投稿した告知文が、話題を呼んでいます。
「【お知らせ】スターフライヤーより皆さんに大事なお知らせです」との投稿文とともに、形式ばった「ご報告」と書かれた一枚の文書を添付。ぱっと見た限りでは、明らかに「嫌な予感のするニュース」にしか見えません。ただここからが、ある意味同社の“本領発揮”です。
本文には「お客様には、より一層快適なお時間を過ごしていただけるよう励んでおります」の導入のち、次のような文言が書かれています。
「しかし、顧客満足度を追求する弊社が常に忸怩たる思いを噛み締めていた、あのサービス……。『あとWi-Fiさえあればなー』『えっ、Wi-Fiついてないの?』など“あと一歩足りない”“惜しい”の言葉の数々。『逆に機内で仕事できないということで、現実逃避できていい』と心優しいフォロー(泣)に至るまで、機内Wi-Fiサービスに関するご要望を多数いただいておりました。そんな日々ともようやくお別れの兆しが見えてまいりました。」
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つまり、この文書は新型機に同社の念願であった「機内Wi-Fiサービス」を導入するといった内容を“謝罪文”風に告知するという高等テクだったのです。この手の込んだツイートには多数の反響があり、6月30日あさ9時時点で、約5000RT、約1万いいね!を集めています。
スターフライヤーでは、これまで従来型のA320シリーズ「A320ceo」を使用。A320neoを導入するのはこれが初めてとなります。A320neoは、エンジンに新型のものを搭載したタイプで、従来機とくらべて、燃費効率改善、年間運航コスト、整備コストの削減、騒音低減が図られます。この機にはエアバスの最新客室仕様「エアスペース(Airspace)」が導入され、「より広く快適な客室空間や収納力が60%向上する収納スペース、最新の化粧室デザイン」が導入されるほか、シートの仕様も刷新が図られる見込みです。
【了】
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