救急搬送のうち50%以上が入院の必要なし 東京消防庁、2020年の数値を公表

タクシー代わりに使うのはもってのほかです。

迷ったら「#7119」に電話を!

 東京消防庁が、2020年に救急車で搬送された人の数値を公表しました。

 これによると、東京消防庁管内(島しょ部・稲城市を除く)総数は62万5639人。このうち半数以上の32万9737人(52.7%)が、入院の必要がない「軽症」だったということです。

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救急車。写真はイメージ(2020年、柘植優介撮影)。

 東京消防庁は「救急車の出動が増えるほど、緊急性の高い通報への救急車の到着が遅れて救命の効果が低下する恐れがあります」としたうえで、「救急車を呼ぶか迷ったら、『#7119』にお電話ください」と呼び掛けています。

 ちなみに『令和2年版 消防白書』によると、2009(平成21)年から2019年までの10年間における救急車を要請してから現場に到着するまでの平均所要時間は、7.9分から8.7分に延びています。

【了】

【搬送者の症状は?】軽症52.7%ほか

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1件のコメント

  1. 保証金を徴収したり、悪質な利用者からは料金を取ればよいのにとも思いますが、金を払えば良いんだろとばかり更に不適切な利用が増えるような気もしてきました…