ウィラーの超ローカル交通「mobi」渋谷に登場 住民も熱視線「送迎から開放される」

「たぶん月5000円以上使う」

 今回は渋谷区のうち、おおむね渋谷駅(国道246号の北側)から原宿駅、代々木上原駅にかけてのエリアが対象。このエリアで始めることになったのは、渋谷区からの声掛けがあって実現したそうで、同区にとって初のオンデマンド交通でもあるといいます。

 6月に実施された記者向けのレクチャーで、採算の見込みについての質問に村瀬社長は、1エリアあたり一般会員200世帯、店舗会員40ほど集まればペイすると答えていましたが、この渋谷においてはすでに、およそ200世帯の会員を集めているとのこと。7月1日午前中の時点で、30件以上の利用があったそうです。

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概要を説明する村瀬社長(中島洋平撮影)。

 実際の利用者にも話を聞くことができました。渋谷駅の南西側に住む30代女性は、自宅ポストに入っていたチラシでサービスを知り会員登録したといいます。

 利用した際は、他の利用者も乗り合わせており、最初は怖かったそう。しかし、「子どもの保育園が同じであることがわかり、和気あいあいと打ち解けました」と話します。

「会員も近隣の人ですし、ドライバーさんも同じですから、子供が習い事に向かうのにも安心して使えます。送迎から解放されるのはすごく嬉しいです」(30代女性)

 月額5000円という価格については、「頻度を考えれば、5000円以上は確実に使うでしょう」ということでした。

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コメント

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1件のコメント

  1. 200世帯集めたといっても、店舗会員40というのは個人会員の4.4倍のボリュームになるわけで、200世帯は45店舗会員分。もし仮に店舗会員が一つも集まってないというならば、約半分ちょっとの金が集まったということになりますな。
    しかも、金が入り始めるのは1か月後、満額もらえるのは3か月後。成績によってはさらに減りますが。