ユナイテッド航空が前代未聞の「単通路機爆買い」なぜ? 737MAXなど250機 乗り心地もUP?

「航空会社の歴史上最大の複合注文」らしいです。

爆速Wi-Fiも搭載

 アメリカのユナイテッド航空が、250機以上の旅客機を新たに購入します。これらはすべて、ボーイングとエアバスの単通路(ナローボディ)機。「航空会社の歴史上最大の複合注文であり、過去10年間でひとつの航空会社が注文した機数としては最大のもの」とユナイテッド航空はコメントしています。

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ユナイテッド航空のボーイング737MAXのイメージ(画像:ボーイング)。

 導入される新型機の内訳は、ボーイングの最新単通路旅客機シリーズ「737MAX」の737-8型機が50機、そして2021年6月に初飛行に成功した「737MAX」の胴体延長タイプ、737-10型機が150機。エアバスからはA321neoを70機購入しました。

 これらの旅客機では、大きな手荷物収納棚や明るい照明を導入するほか、業界最速の機内Wi-Fiを備え、最新のシート設備を備えるとのこと。また、これらの新型機には、上位クラスも設定されます。

 ユナイテッド航空は今回発注した機体を含め、今後500機を超える新しい単通路機を導入する予定です。2022年には40機、2023年には138機、2024年以降には350機をデビューさせる予定であるほか、2025年までに、主力路線を担当する単通路機のほとんどすべてを最先端の機内仕様にアップグレードするとしています。

 このことで、同社の乗客はより近代的な座席と飛行機で移動できるほか、上位クラスを持たないリージョナルジェットを使用したフライトの機会を減らすことができるといいます。このほか、燃料効率の向上、座席あたりの炭素排出量の減少、雇用の創出も見込めるなど、多方面の効果が期待できるとのことです。

【了】

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