神戸市 13mブーム付き新型消防車を導入 中層建物での火災に迅速対処
車体の軽量化により機動性も抜群。
コンパクトかつ多用途性に富んだ新型消防車
神戸市消防局は2021年7月8日(木)、西消防署(神戸市西区)に新型消防車両を1両配置したと発表しました。
配置されたのは「13mブーム付多目的消防ポンプ自動車」。特徴は荷台に搭載したバスケット付きブームで、これを用いることで、独力で地上から13.7m、ビル5階相当の高さまで救助や消火活動が行えるとのこと。また車体後方であればマイナス2.1mまでブームを下げることができるため、水難救助などにも使用できます
くわえて容量900リットルの水槽も装備するため、一定時間であれば搭載する水を使っての消火も可能。
近年、雑居ビルや中層建物での火災が多数発生しており、ビル密集地域では、大型のはしご車は狭い場所への進入が困難なことから、消火活動はもとより、高所救助活動も行えるコンパクトな消防車両の配置が火災現場で従事する消防士の声としても上がっていたといいます。
消火から救助まで、1台でさまざまな役割を果たせる多機能消防車両を導入したことで、今後、消防・救助活動の幅が大きく広がるとしています。
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