アンダーパス冠水「まだ行ける」は禁物 ゲリラ豪雨時に通行を避けるべき理由
水深5cmでも油断できない!
JAFは、水深にして5cmから10cmほどの比較的浅い冠水路でも、慎重に運転するよう呼び掛けています。仮に道路が泥水をかぶっていると、水面下の状況がわからず、脱輪などで動けなくなるケースがあるからです。
この状況で水位が上がり、水がクルマのフロアまで入ってきた時点で、「その場から避難することを考えたほうがいい」(JAF九州支部)とのこと。やがて水圧でドアが開かなくなり、電気系統のショート、さらには窓が開かなくなる恐れもあるといいます。
関東地方整備局は、「異常な集中豪雨が発生した時は、視界も悪く危険なため、一時的に通行を控えていただくか、やむをえず通行する場合には、冠水に十分注意してください」としています。また車両が水に浸かった後、水が引いたとしても、すぐにエンジンをかけるのは禁物です。漏電で車両火災が発生する恐れがあることから、JAFはロードサービスや販売店に連絡するよう呼び掛けています。
ちなみにウェザーニューズ社によると、2021年は7月から9月にかけて、全国でゲリラ豪雨が昨年比1.2倍にあたる約7万5000回発生する予想だそう。ピークは8月中旬から下旬の見込みだそうです。
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