幼児バス「シートベルトなし問題」に一手 課題解決する「保護ベルト」発売 なぜいま?
バスが安全になったからこそベルト必要?
今回の保護ベルトは、直接的な事故が要因となって開発が急がれたわけではないようです。MBMSによると、新車のマイクロバスに、衝突被害軽減ブレーキが装備されてきていることが背景にあるといいます。三菱ふそうのマイクロバス「ローザ」でも、2019年モデルから標準装備になりました。
衝突被害軽減ブレーキ装備車は、周囲の障害物を検知し、場合によっては衝突回避のために強めのブレーキが自動でかかります。安全性を高める先進技術ですが、もしシートベルトのない幼児バスで作動した場合、悲惨な事故につながりかねないことは想像に難くありません。
「よもやの事故が発生した場合に少しでも軽減できるように」(MBMS)との思いで開発したという今回の幼児用保護ベルト、三菱ふそう販売部とも試行錯誤して商品化につなげたといいます。
ちなみに、保護ベルトの開発にあたってはランドセルを大いに参考にしたそうです。
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