仏ダッソー ギリシャ空軍へ最初の「ラファール」戦闘機を納入
NATO加盟国では母国フランス以外で初の配備先です。
契約締結からわずか半年で最初の機体を引き渡し
フランス航空機メーカーのダッソー・アヴィエーションは2021年7月21日(水)、ギリシャに最初の「ラファール」戦闘機を引き渡したと発表しました。
引き渡し式典は、フランス南部マルセイユにほど近い街イストルにあるダッソー航空飛行試験センターで行われ、ギリシャのニコラス・パナジオトプロス国防大臣を始め、同国空軍幹部らが列席しました。
ギリシャが、ダッソー「ラファール」戦闘機の導入を決めたのは2020年9月12日で、正式契約を締結したのは翌2021年1月25日です。
契約締結からわずか6か月後に最初の機体を引き渡すことができたのは、契約された18機のうち12機は、すでにフランス航空宇宙軍向けに引き渡し済みであった機齢の若い機体を振り分けるとされていたからです。
これはギリシャが早急に新戦闘機を必要としたからで、よってギリシャ空軍が受け取る新造の「ラファール」は6機のみとなります。
すでにフランス航空宇宙軍において、パイロットや整備士、技術スタッフ50人などギリシャ空軍関係者への教育は行われており、必要なトレーニングが終わったのち首都アテネ近郊にあるタナグラ空軍基地に配備される予定です。
【了】
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