変わる「途中下車の旅」 より手軽になった鉄道旅行の醍醐味

「途中下車」は、鉄道旅行における大きな魅力のひとつです。しかし昔に比べ、きっぷのルール変更や長時間停車の減少などにより、やりづらくなっている面もあります。そうしたなかいま、「新しい途中下車の旅」が増えているようです。

いま増えている「新しい途中下車の旅」 めでたい出会いも

 観光列車には、車内で飲食などを楽しみつつ特に寄り道はせず走るタイプも多く見られますが、いま、このJR九州「36ぷらす3」やJR西日本「WEST EXPRESS 銀河」など、きっぷのルールや列車ダイヤなど難しいことを考えず、いわばお任せで楽しめる「新しい途中下車の旅」が増えてきています。

 ちなみに私(恵 知仁:鉄道ライター)は今回、肥前浜駅で散策のほか利き酒(無料)に挑戦。正解するとできるガラポンで、純米吟醸の四合瓶が当たってしまいました。もちろん、肥前浜の日本酒です。

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肥前浜駅で行われていた利き酒(2021年7月、恵 知仁撮影)。

 こうした「地元のおもてなし」も近年、鉄道の旅で増えているものです。商売エリアを容易に変えられない鉄道会社は、いわば沿線と一蓮托生。お互いが協力して地域に人を呼び、PRし、活性化する狙いがあります。

 また今回の肥前浜駅途中下車では、小さな出会いもありました。駅舎内部にツバメの巣があり、子ツバメがちょこんと顔を出していたのです。

 ツバメは一般的に縁起が良いとされますが、1930(昭和5)年に登場し東京~神戸間を前代未聞の速さで結んだ超特急「燕」、プロ野球球団「国鉄スワローズ」など、鉄道ファンにとってはより縁の深い鳥です。観光特急「36ぷらす3」に使用されている787系電車も元々、1992(平成4)年に特急「つばめ」としてデビューしています。

 色々と幸せな気持ちになれた「新しい途中下車の旅」でした。

【了】

【駅の中にいた!】一般的にも縁起が良く、鉄道ファンにはもっと良い鳥【写真】

Writer:

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 恵様、ありがとうございます。お酒当たってよかったですね。ただ、幸いにも、記事を書く記事中が緊急事態宣言または蔓延防止法適用期間外だった為に肥前浜駅でのお酒が賞品になったけど、今の時点で蔓延防止法適用期間(この期間の場合だと福岡県が対象)なので、今後はお酒が賞品になる事は当面のあいだ(実質永遠に)ないでしょう。幸いにも運が良かったですね。

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