カレー…うどん…「車内で買い食いできる電車」乗ってきた 食堂車ビュフェなぜ消えた

かつて日本では、多くの列車で温かい食事が提供されていました。現在でも、一部の列車でそれを味わうことが可能です。豪華寝台列車などではなく。そのひとつであるJR九州の特急「36ぷらす3」で、それを体験してきました。

多くの列車に備えられていた食堂車やビュフェ

 かつての日本では、多くの列車内で温かい食事がとれました。

 時刻表の1974(昭和49)年10月号を見ると、東海道・山陽新幹線の「ひかり」には食堂車とビュフェがあり(当時「のぞみ」は存在せず)、東京と九州を結ぶ寝台特急はすべて食堂車を連結。

 昼行の在来線特急では、九州の「有明」「にちりん」、中国・近畿地方の「やくも」「はまかぜ」「あさしお」、近畿地方の「くろしお」、北陸方面の「雷鳥」「しらさぎ」、東京と日本海側を結ぶ「とき」「はくたか」「いなほ」、東北方面の「はつかり」「ひばり」「ひたち」、北海道の「おおぞら」「北斗」「オホーツク」などが食堂車を連結していました。

 急行列車でも、中央線の「アルプス」などにビュフェがありました。

Large 210727 bufe 01
フランスの高速鉄道「TGV」のビュフェ。欧州ではいまも多く見られる(2016年、恵 知仁撮影)。

 移動しながら食事できる効率性、「流れる車窓」という“調味料”、加えて、その列車らしい地域性を持つメニューが存在することもありました。いまなお駅弁人気は高いように、車内での食事は鉄道旅行が持つ魅力のひとつです。

 ただ、食堂車やビュフェは営業的に効率が良いとは言いがたく、コンビニなど駅とその付近の店舗が充実し、列車の所要時間も短くなるなか、いわば社会的使命を終えて、それらは姿を消していきました。

 とはいえ現在でも、車内でカレーライスなどの温かい食事を楽しめる列車は存在します。乗車への金銭的ハードルが高い豪華寝台特急以外にも、「ちょっとしたぜいたく」レベルで楽しめる列車でです。

 そのひとつを2021年7月、取材してきました。

【写真】「昔の新幹線」にあった懐かしの飲食設備 & 令和の「車内買い食い特急」の旅

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

5件のコメント

  1. TGVのバー車両行ったよ‼️新幹線🚅にも欲しいけど無理だろうな。新幹線のビュッフェでカレー🍛食った事もあるオッサンです⁉️

  2. 新幹線の食堂車は数回利用したけど、ひかりの自由席だと遠いんだよね。食堂車まで。
    しかも禁煙車は1号車しかなかったから、8号車までえっちらおっちらと。
    恐らく主な利用者はグリーン車や指定席の客だけだったんだろうな。

  3. 1976年のGW。中央東線の列車は今からでは信じられないほど少なかった。放送はビュッフェが暇な旨を告げるが、やっとつかんだ自由席を明け渡してまでそこにたどり着くには、絶望的な通路の混雑だ。
     混んでいるために車内販売にすらありつけない現象はその後も国鉄時代に何度も遭遇した。

  4. 私鉄の“食堂車”は、東武の「スペーシア」にありますね。
    あと、伊豆急行にもかつてありましたが、最近「サフィール踊り子」で復活しました。

  5. 近鉄の特急しまかぜの食堂車でカレーを食べました。
    ゆったりとした時間が流れていてとても気分が良かった。